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ミシン修理-その3-

2011/11/16 Wed 14:33

そのミシン屋さんは
札幌中心部からも離れた住宅街にある小さな小さなお店でした。

しかし…
ありましたよ トヨタミシンの看板が
DSCF1557.jpg DSCF1556.jpg

最初、「状況を見てもらった上で
低料金で済みそうだったら修理に出そう。」

「もともと高いものではないと思われるので
買った方が安く済みそうなラインだったら諦めよう」と考えておりました。

しかし

ミシン職人からは喝が入りました

「お姉さん、具合が悪いから病院へ行って
どこも悪くないなら お金は払わないって人は居るかい?」

(つまりは、機械というのは診断するだけでお金がかかるんだよ)
と、パーンチ

えぇ。確かに。
それは職人に対して失礼なことをした。と、あみ蔵たじたじ

でも職人
そこはミシンを愛する男ですから。

結論としては
分解して掃除して、油を差して針を替えれば使えるよ と。

5,000円也というところでしたが
物を大切に…の精神で、メンテナンスしていただくことにしました。

DSCF1548.jpg DSCF1551.jpg

こちらのミシン屋さん
奥の倉庫には年代物のミシンがズラリ。

現在は息子さんが代を継いでいるとのことですが
札幌市内の百貨店、カジュアルウェアのチェーンなどへも
業務用ミシンを卸し・メンテナンスしているのだとか

THE 初老のミシン職人は、驚きのマシンガントークで
倉庫内のミシンを片っ端から解説してくださいました

今は無きメーカーのものや
当時どんな階級の家庭にどんなメーカーのミシンがあったのか
ミシンの歴史やらなんやらかんやら

あまりのマシンガントークに今となってはほぼ頭から抜けてしまいましたが
今も健在する目の前の職人に とても感動致しました。

DSCF1552.jpg

職人曰く
あみ蔵が持ち込んだトヨタミシン(昭和63年製)は
当時 画期的に世に出た家庭用コンパクトミシンの走りで
トヨタのミシンは当時札幌駅前にあった五番館(後のSEIBU、現在はありません)
または 通信販売でのみ流通していたのだとか。

価格も…当時の値段でも 19,800~298,000円ってとこだろうねぇ…と。

と、いうことはつまり
今だったら 特売1万円のミシンよりも安くなっちゃうんだろうなぁ

けど、
それで分かったこともありましたよ

このミシンは、当時 小学校も高学年になったあみ蔵に
巾着やらバックやらを手作りできるようにと
母上がプレゼントしてくれたものなんだろうなぁ…

昔のことだから
デパート(五番館)でお買いものっていうのも今より特別だっただろうし
心のこもったプレゼントだったんだろうなぁ。

今は亡き母上ではありますが
改めて
大切に育ててもらったんだなぁ… などとしみじみ。

20年振りに動かしてみると
技術が進んだ現代のミシンよりもずっと雑な動きではありましたが
直線が縫えればいいんだし
時々恋しくなる母上の音がすると思えば
その騒々しい動作音も また良し。

大事に使おうと思いましたよ。

そして、
再び動かしてくれた職人に感謝。

けれど、
昔鋳物だったミシンは 今やすべてがプラスチックに変わり
直せる故障も プラスチックの劣化では修理のし様もなく部品の交換あるのみ。
その部品も、今や発売5年を経過すればメーカーに在庫はなくなり
加えてこの消費文化は
直すよりも買う流れにまっしぐら。

そうして、職人は必要なくなり
いずれ職人は居なくなる

そう話していた職人の言葉が忘れられません。

無事 動き出したミシン
DSCF1659.jpg
お店のシール、バッチリ貼られました

☆ 杉村商事 ☆
札幌市白石区平和通6丁目北1-4
TEL 011-862-5511

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